LED CHECKER / はじめての蛍光灯交換
蛍光灯をLEDに替えると虫は減る?虫が寄りにくい理由と防虫機能の選び方
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結論|LEDにすると虫は寄りにくくなる。でも「虫よけ」ではない
蛍光灯から一般的なLED照明に替えると、光に集まる虫が減ることは期待できます。
ただし、LEDは虫を追い払う道具ではなく、虫がまったく来なくなるわけでもありません。
カバー内の虫対策には、防虫構造付きの照明器具が重要です。
夜になると照明の周りに虫が飛んでくる。天井の照明カバーを外したら、小さな虫の死骸がいっぱい……。そんな経験はありませんか?
まずは「何に困っているか」で、必要な対策を分けましょう。
照明の周りに
虫が集まる
注目するポイント→ LEDの光の性質
カバーの中に
虫の死骸がたまる
注目するポイント→ 防虫構造付き照明器具
窓や玄関から虫が入る → 網戸や隙間などの対策
なぜLEDには虫が寄りにくいの?
蛾など、光に集まる虫の中には「紫外線」に反応する種類がいます。
紫外線は人間の目にはほとんど見えませんが、虫にとっては目印になることがあります。
一般的な白色LED照明は、蛍光灯に比べて紫外線の放出が非常に少ないため、虫を引き寄せにくい傾向があります。
光の違い|虫が反応しやすい紫外線が少ない
アイリスオーヤマも公式FAQで、蛍光ランプより虫が寄りにくい一方、100%防ぐものではないと説明しています。
実験では、集まる虫がおよそ半分に
2016年に発表された屋外の比較実験では、試験したLED照明に集まった虫は、比較対象の電球形蛍光灯のおよそ半数でした。
ただし、これは特定の照明と環境による実験結果です。
自宅の虫が必ず半分になる、という意味ではありません。
虫の種類や周囲の明るさによっても変わります。LEDにしたのに小さな虫が飛んでくることは、十分あり得るのです。
カバー内の虫を減らすなら「防虫構造」が重要!
「虫が光に寄ってくる」ことと、「虫がカバーの中に入り込む」ことは別問題です。
照明カバーと本体の間に小さな隙間があると、虫がそこから入る場合があります。
古い照明器具を残し、蛍光灯の管だけを対応LEDランプに替えても、カバーの隙間は基本的に変わりません。
そこで役立つのが、虫の侵入を抑える構造を備えたLED照明器具です。
防虫構造|光ではなく「入口」を工夫
パナソニックの「虫返し構造」「虫ブロック」
パナソニックには、カバーと本体の隙間を狭くし、虫が入り込む経路を長くした「虫返し構造」があります。
一部製品では、防虫剤を含ませたパッキンを使う「虫ブロック」も採用しています。
どちらも、カバー内部に虫が入りにくくなるよう工夫されたものです。
ホタルクスの実験では侵入数が10分の1以下
ホタルクスも、カバーと本体の隙間から虫が入りにくい製品を紹介しています。
メーカーの比較実験では、防虫機能付きLED照明の照明器具内部に侵入した虫の数が、従来品の10分の1以下になったとしています。
ここで大切なのは、この数字が「照明に寄ってきた虫の数」ではなく、カバーの中に侵入した虫の数だということです。
また、メーカーの特定条件での実験なので、どの家庭でも同じ結果になるとは限りません。
虫対策でLED照明を買うなら、どこを見る?
虫の死骸を掃除する手間を減らしたいなら、LEDという表示だけでなく、照明器具そのものに防虫の工夫があるかを確認しましょう。
商品説明では、次のような表示が手がかりになります。
買う前にチェック
- 虫返し構造虫が入り込む経路を工夫した構造
- 虫ブロック防虫剤を含むパッキンなどを使った構造
- 防虫機能カバー内部への虫の侵入を抑える機能
- 密閉カバー構造カバーと本体の隙間を抑えた構造
- 掃除のしやすさカバーを外して手入れできる機種かどうか
名前はメーカーによって異なり、同じメーカーでも搭載していない機種があります。
例えば、リビングの丸い照明カバーの中に虫がたまりやすいなら、防虫構造付きのLEDシーリングライトが候補です。
一方、今の照明の周りを飛び回る虫が気になるだけなら、LEDへの交換で虫の集まり方が変わる可能性があります。
防虫構造付きでも虫の侵入を完全に防げるとは限りません。
掃除のしやすさや、カバーを外して手入れできる機種かどうかも確認しておくと安心です。
電球色のLEDなら虫が来なくなる?
「黄色っぽい電球色なら虫が寄らない」と聞いたことがあるかもしれません。
しかし、電球色を選べば虫が来なくなる、というわけではありません。
前述の2016年の研究でも、比較した白色系と電球色系のLEDの間で、虫の集まり方に統計的に明確な違いは確認されませんでした。
虫の反応は、種類や光の強さ、周囲の環境によっても変わります。
光の色だけで防虫効果を決めつけず、普段の暮らしに合う明るさや色を選ぶのが基本です。
LEDにすれば蚊も減る?
蚊は人の呼気や体温などにも反応します。
照明をLEDに替えることを、蚊よけ対策の代わりにはできません。
室内に入ってくる蚊や小さな虫が気になるなら、網戸や窓・ドアの隙間など、侵入経路の対策を優先しましょう。
カバーの中に虫が入ってしまったら?
照明カバーの中に虫の死骸がたまっているなら、電源を切って照明が冷めてから、取扱説明書に沿って掃除しましょう。
高い場所で無理をしたり、外せない構造のカバーを分解したりするのは避けてください。
次に照明を買い替えるときは、防虫構造と手入れのしやすさを一緒に確認すると便利です。
まとめ|虫対策は「光」と「カバー」の両方で考える
蛍光灯をLEDに替えると、光に集まる虫が減る可能性があります。
しかし、LEDは殺虫器でも、虫を完全に追い払う製品でもありません。
覚えておきたいのは、この違いです。
特に、照明カバー内の虫の死骸に困っているなら、「LEDなら何でも同じ」と考えず、防虫機能を確認して選ぶのがおすすめです。