LED交換チェッカーLEDCHECKER.COM 蛍光灯からLEDへの交換方法がわかるサイト

LED CHECKER / はじめての蛍光灯交換

「60Wまで」の照明に「100W相当」のLED電球は使える?ワット数の違いと注意点

公開日: / 情報確認日:

60Wまでの照明に100W相当のLED電球は使える?100W相当は明るさの表示で、実際の消費電力が12.9Wの製品例もあります。

結論|100W相当のLEDでも使える場合があります!

白熱電球60Wまでの照明器具でも、100W相当のLED電球を使える場合があります。

ただし、消費電力だけで判断してはいけません。照明器具とLED電球の使用条件が合っていることも必要です。

照明器具に「60Wまで」と書いてあるのに、お店で見つけたLED電球には「100W相当」。

「60Wを超えているから危ないのでは?」と思いますよね。

理由は、100W相当という数字が「使う電力」ではなく、「明るさの目安」を表しているからです。

「60Wまで」と「100W相当」は何が違う?

この2つは、そもそも数字の意味が違います。

照明器具の表示60Wまで消費電力の上限

使用する電球の消費電力の上限を示す表示の例

LED電球の明るさ表示100W相当明るさの目安

従来の100W形白熱電球に相当する明るさ

LED電球の消費電力表示12.9W実際に使う電力

実消費電力の一例。製品によって異なります

例えば、パナソニックの100形相当LED電球には、実際の消費電力が12.9Wの製品があります。

100W相当だからといって、100Wの電気を使うわけではありません。

つまり、明るさと消費電力は分けて考える必要があるのです。

実際のLED電球で比較してみよう

パナソニックのE26口金・一般電球タイプには、次のような製品があります。

60形相当LED

明るさ
810lm
実際の消費電力
7.3W
口金
E26

100形相当LED

明るさ
1520lm
実際の消費電力
12.9W
口金
E26

※パナソニックの製品仕様例。消費電力は製品によって異なります。

「lm(ルーメン)」は、電球が出す光の量を表す単位です。数字が大きいほど、出す光の量が多くなります。

100形相当のLED電球は、60形相当より明るい製品ですが、実際の消費電力は100Wよりずっと小さくなっています。

では「60Wまで」の照明に12.9WのLEDは使える?

例えば、こんな組み合わせを考えてみましょう。

照明器具側

  • 白熱電球60Wまで
  • 口金E26

交換したいLED電球

  • 100形相当の明るさ
  • 消費電力12.9W
  • 口金E26

消費電力だけを比べれば、12.9Wは60Wの上限を超えていません。

アイリスオーヤマも公式FAQで、白熱電球用の照明器具に100W相当の一般LED電球を取り付けられる場合があると説明しています。

ただし、これだけで安全に使えると確定するわけではありません。

照明器具にLED電球の指定や制限がないか、LED電球がその使用環境に対応しているかも確認する必要があります。

消費電力が小さくても使えない場合がある!

LED電球は白熱電球より消費電力が少なくても、内部の電子部品などが発熱します。

そのため、取り付ける場所や照明器具の構造によっては使えない場合があります。

① 「LED電球は60形相当以下」と指定されている

照明器具に、LED電球の明るさについて個別の指定がある場合は、その指定を守ります。

「白熱電球60Wまで」と「LED電球60形相当まで」は同じ意味ではありません。

LED電球60形相当以下と指定されているなら、100形相当を勝手に取り付けないでください。

② カバーで電球全体を覆う照明

浴室や玄関などには、電球をカバーで覆う「密閉型器具」があります。

こうした場所では、原則として「密閉型器具対応」と表示されたLED電球を選びます。

対応表示があっても、製品によって使用できる条件は異なります。

③ 明るさを調節できる照明

壁のつまみなどで明るさを調節できる場合、対応していないLED電球は使えません。

実際に、パナソニックの100形相当LED電球にも調光器非対応の製品があります。

明るさを最大にして使う場合でも、非対応品は取り付けないでください。

④ 電球の大きさが合わない

同じE26口金でも、LED電球は製品によって長さや太さが違います。

100形相当のLED電球が大きすぎて、カバーに当たったり、取り付けられなかったりすることがあります。

無理に押し込まず、購入前に寸法も確認しましょう。

天井に埋め込まれたダウンライトなども、断熱材施工器具への対応条件を確認する必要があります。

100W相当に替えれば、部屋はもっと明るくなる?

60形相当より100形相当のLED電球のほうが、一般的に出す光の量は多くなります。

しかし、必ずしも部屋全体が期待どおりに明るくなるとは限りません。

LED電球には、光が広く拡散するタイプと、下方向を中心に照らすタイプがあるからです。

また、必要以上に明るい電球を選ぶと、まぶしく感じる場合もあります。

今の明るさで十分なら60形相当、もっと明るくしたいなら100形相当も検討するという考え方でよいでしょう。

ただし、使える照明器具であることが前提です。

買う前に見るのは、この3つ!

LED電球の購入前には、次の順番で確認すると分かりやすくなります。

  1. ① 照明器具の表示「白熱電球60Wまで」なのか、「LED電球60形相当まで」なのかを確認する。
  2. ② LED電球の消費電力「100W相当」という明るさ表示ではなく、実際の消費電力を見る。
  3. ③ 使える場所と大きさ口金、密閉型器具、調光器、断熱材施工器具、寸法などの対応条件を見る。

分からない場合は、無理に取り付けず、販売店やメーカーに相談しましょう。

まとめ|100W相当でも消費電力は100Wではない

「60Wまで」の照明器具に100W相当のLED電球を使えるかどうかは、実際の消費電力と使用条件で決まります。

100W相当は明るさを表す表示であり、100Wの電力を消費するという意味ではありません。

ただし、照明器具がLED電球の明るさを制限している場合や、調光・密閉などの条件に合わない場合は使用できません。

大切なのは「100W相当だからダメ」と決めつけず、実際の消費電力と対応条件を確認して選ぶことです。

参考資料

照明器具の型番からLED交換方法を確認する