公式資料に基づく蛍光灯情報
FLR40SW/M/36とは?
40形なのに36W?
FL40との違いと交換時の注意点

40形なのに36W!これ、間違いではありません
省電力タイプのラピッドスタート形
蛍光灯に「FLR40SW/M/36」と書いてあったら、それはHotaluX(ホタルクス)の直管蛍光灯です。
この型番で気になるのが、「40」と「36」という2つの数字。
「40Wなの? 36Wなの?」と迷いますよね。答えは簡単です。
40形というサイズの、消費電力を抑えた36Wの蛍光灯です。
もう一つ大事なのは、この製品が「ラピッドスタート形」という種類だということ。
見た目が同じような蛍光灯でも、どれでも交換できるわけではありません。
どこが違うのか、順番に見ていきましょう。
36Wと40W、明るさはどれくらい違う?
実は、HotaluXには名前がそっくりな2つの製品があります。
驚くことに、メーカーが公表している明るさはどちらも同じ2,850lmです。
つまり、36Wタイプは、40Wタイプと同じ明るさを、ランプの定格電力を4W抑えて実現しているわけです。
4Wというと小さな違いに感じるかもしれません。しかし、蛍光灯を何本も使う場所では、省電力タイプが選ばれてきた理由が分かりますね。
ただし、4Wの差はランプ自体の定格電力の比較です。実際の照明器具全体の消費電力には、安定器という部品も関係します。
そして、ここが重要です。
36Wの方が省エネだからといって、どの40W用照明器具にも使えるとは限りません。
FL40とFLR40、長さが同じでも別物!
交換用の蛍光灯を探していると、「FL40」という型番も目に入ります。
今回のFLR40SW/M/36は長さ119.8cm。FL40系にも、ほぼ同じ長さの製品があります。
どちらも両端に2本ずつ金属のピンが付いているため、見た目だけでは違いが分かりにくいんです。
しかし、点灯する仕組みが違います。
FL40スタータ形
グロー球(点灯管)を使って点灯するタイプ。
FLR40ラピッドスタート形
グロー球を使わず、対応する照明器具で点灯するタイプ。
つまり、サイズが同じだからといって、勝手に交換してはいけません。
HotaluXの公式FAQでは、ラピッドスタート形の省電力ランプ「/36」をグロー球式の照明器具に取り付けると、点灯する場合があっても、過電流によって寿命が短くなると説明されています。
「差し込める」「光った」だけでは、正しく使えている証拠にならないのです。
グロー球がない!壊れているの?
FLR40SW/M/36を使っている照明には、グロー球が付いていないことがあります。でも、それは正常です。
ラピッドスタート形は、もともとグロー球を使わずに点灯する仕組み。
対応する照明器具と組み合わせることで、スイッチを入れてから素早く点灯できます。
昔から工場や倉庫、店舗などで使われてきたのも、こうした特徴があるためです。家庭でも、この種類が使われていることはあります。
「/36」さえ付いていれば、どの照明器具でも大丈夫?
ここにも注意点があります。
同じラピッドスタート形の照明器具であっても、すべての照明器具に省電力形の「/36」が適しているとは限りません。
HotaluXの安全資料では、熱がこもりやすいカバー付きの照明器具などで、省電力形ランプを使用しないよう注意しています。
「今まで40Wを使っていたから、次は電気代が安そうな36Wにしよう」
そう考える前に、照明器具に表示されている適合ランプを確認することが大切です。
今までFLR40SW/M/36を正常に使っていた照明器具なら、同じ型番の製品を探すのが基本になります。ただし、照明器具が古く傷んでいる場合は、ランプ交換だけで済ませず照明器具も点検しましょう。
「SW」は白い光。昼白色とは違う?
FLR40SW/M/36の光の色は、白色・4200Kです。
HotaluXの製品仕様では、全光束2,850lm、定格寿命12,000時間とされています。
「白色」という名前ですが、現在よく見かける「昼白色」とは光の色味が異なります。
例えば、同じ長さの蛍光灯でも、昼白色の製品へ変更すると部屋の印象が変わることがあります。
今までと同じ雰囲気を保ちたいなら、光の色も確認しましょう。
なお、定格寿命12,000時間は使用時間の目安であり、必ずその時間まで使えるという意味ではありません。
直管LEDにすれば、もう蛍光灯を買わなくて済む?
LEDへ交換したい人もいるでしょう。
しかし、「120cmの直管LEDなら、そのまま使える」とは限りません。
LED製品によって、使える照明器具や工事の必要性が異なります。
日本照明工業会は、ラピッドスタート式の照明器具に適切な改造をせず直管LEDを取り付け、安定器の異常発熱によって火災につながったと推定される事例を紹介しています。
ですから、LEDへの変更方法は、ランプの型番だけで決められません。
古い照明器具では、照明器具ごと新しいLED照明に交換する方法も検討しましょう。
工事が必要な場合は、資格のある電気工事業者へ依頼してください。
この蛍光灯、いつまで買える?
HotaluXが2026年9月1日時点で公表している資料では、FLR40SW/M/36は2026年12月に生産終了予定となっています。
予定は販売状況などによって前倒しされる場合があります。
ただし、生産終了になったからといって、今使っている蛍光灯が突然使えなくなるわけではありません。
販売店に在庫が残っていれば、購入できる場合もあります。
これから照明を長く使い続ける予定なら、同じ蛍光灯を買い直すか、LED照明へ切り替えるかを考えるタイミングでもあります。
まとめ|買い替える前に、ここだけ確認!
FLR40SW/M/36は、40形・36Wの省電力形蛍光灯です。
交換するときに特に大切なのは、次の3つ。
- 36Wと40Wは別仕様。 明るさが同じでも、勝手に置き換えない。
- FLとFLRは点灯方式が違う。 長さが同じでも、照明器具との適合が必要。
- LEDは差し替えるだけで済むとは限らない。 照明器具の条件に合う方法を選ぶ。
同じ蛍光灯を探すなら、末尾の「/36」まで一致するか確認してください。
LEDに変更するなら、照明器具の種類や古さも含めて判断しましょう。
LED交換方法を確認する →FLR40SW/M/36の詳しい仕様を見る
| メーカー | Hotalux |
|---|---|
| 型番 | FLR40SW/M/36 |
| シリーズ | ライフラインⅡ |
| 種類 | 40形・直管ラピッドスタート形 |
| 光色 | 白色 |
| 色温度 | 4200K |
| 平均演色評価数 | Ra61 |
| 定格ランプ電力 | 36W |
| 全光束 | 2850lm |
| ランプ電流 | 0.44A |
| 管径 | 32.5mm |
| 長さ | 1198mm |
| 質量 | 255g |
| 口金 | G13 |
| 定格寿命 | 12,000時間 |
| グロースタータ | 不要 |