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公式資料に基づく蛍光灯情報

FHF32EX-D-HをLEDに替えると暗くなる?高出力4650lmとLEDの選び方

情報確認: / 作成:LED Checker編集部
FHF32EX-D-HをLEDへ交換するときの明るさと、高出力4650lmへの注意を伝えるイラスト

結論:東芝FHF32EX-D-Hを45Wの高出力で点灯している照明は、LEDへの交換後に「思ったより暗い」と感じる可能性があります。 ただし、蛍光灯の4,650lmとLED照明器具の4,650lmを、数字だけで同じ明るさと判断するのも誤りです。まず今の照明の点灯条件・ランプ本数・照らす範囲を押さえ、LEDの「器具全体から出る光」と照らし方を比べて選びましょう。

今の蛍光灯は3,310lm?それとも4,650lm?

東芝の公式製品情報によると、FHF32EX-D-Hは長さ1,198mm、口金G13のHf専用直管蛍光灯です。光色は青白い昼光色(6,500K)。1本の光の量は、器具の点灯条件で次のように変わります。

同じランプでも、点灯条件で光量が変わる
点灯条件ランプ1本の電力ランプ1本の全光束
定格出力32W3,310lm
高出力45W4,650lm
点灯条件は照明器具の指定で確認します。明るさの印象だけで決めないでください。

高出力時は定格出力時より約40%多い光を出します。ただし、同じFHF32EX-D-Hでも、32Wか45Wかを決めるのは照明器具側です。「32形だから32Wで点いているはず」「明るいから45Wだろう」とは決められません。

まず、照明器具の銘板や取扱説明書にある器具の型番・定格出力/高出力の区分を確認しましょう。ランプの印字だけでは分からず、照明器具全体の消費電力表示もランプ1本の電力とは一致しない場合があります。高所にある表示を確かめるために、器具を分解する必要はありません。

4,650lmのLEDを選べば、今と同じ明るさになる?

必ずしもなりません。 ここが買い替えで一番間違えやすいところです。

FHF32EX-D-Hの3,310lm・4,650lmは、蛍光灯の管そのものが出す光の量です。実際には器具の反射板やカバーで一部の光が失われます。これに対し、一体型LED照明のカタログにある「定格光束」「器具光束」は、照明器具から外に出る光の量を示す場合があります。

光束を測る対象が違う
蛍光灯
ランプ光束反射板・カバーで一部損失照明器具から出る光束
LED一体型
照明器具から出る光束カタログの器具光束を確認
模式図。損失率や、同じ明るさになる数値を示す図ではありません。

つまり、蛍光灯ランプの4,650lmとLED器具の4,650lmは、測っている対象が違うんです。LEDのほうが数値が小さくても、手元では同等の明るさになる場合があります。逆に、光の広がりが合わなければ、数値が大きくても必要な場所が暗くなることがあります。「LEDは何lm以上なら絶対に同等」と、型番だけで決めることはできません。

2本灯なら、4,650lmだけ見て選ばない

今の器具に蛍光灯が2本入っているなら、必ず本数を数えましょう。たとえば2本とも45W高出力点灯なら、ランプが出す光の合計は9,300lmです。一方、2本とも32Wの定格出力なら合計6,620lm。これはあくまでランプ側の合計で、LED器具に必要な光束をそのまま示す数字ではありません。

本数も数える|45W高出力の場合
1本灯4,650lm
2本灯9,300lm
ランプ光束の合計です。LED照明器具に必要な光束の値ではありません。

LEDベースライトなどへ器具ごと交換するなら、カタログの「Hf32形・高出力1灯相当/2灯相当」といったメーカーの置き換え案内も手掛かりになります。ただし、「相当」の条件や取付高さは製品ごとに違うため、最後は器具光束と配光で確かめましょう。2本を1台のLED照明にまとめる場合も同じです。

LEDで暗くならないための購入前チェック

購入前に確認すること
今の照明器具:本数・32W/45Wの点灯条件を確認

① どこを明るくしたいか。 台所の作業台、机、廊下など、今困っていない場所まで必要以上に明るくする必要はありません。逆に細かい作業をする場所なら、床ではなく手元に届く光が大切です。

② LEDの数値が何の光束か。 「LEDランプ単体の光束」と「LED照明器具の器具光束」を混同しないこと。商品の仕様欄で、どちらの表示かを見ましょう。

③ 光の広がり方は合うか。 下方向を強く照らすタイプと、周囲にも広く光を出すタイプでは、同じlmでも壁・天井・机の見え方が変わります。メーカーの配光図や、推奨設置場所を比較すると判断しやすくなります。

④ 光の色は変えてよいか。 元のFHF32EX-D-Hは6,500Kの青白い昼光色です。LEDを5,000K前後の昼白色にすると自然な白へ近づきますが、色の印象も変わります。明るさと光色は別々に選びましょう。

照明器具への適合・取付条件が不明 → 購入前に販売店へ確認

「今の器具の型番・ランプ本数・高出力かどうか・照らしたい場所」を伝えれば、販売店や電気工事店にも相談しやすくなります。

同じ長さ・G13のLED管なら差し込める?

長さ約120cm、口金G13が合うだけでは使用できません。 FHF32EX-D-HはHf専用の点灯回路で動く蛍光灯。LED管は、対応する安定器や配線方法が製品ごとに異なり、「工事不要」という表示だけで今の器具への適合は確定しません。

日本照明工業会は、既存の蛍光灯器具と直管LEDの不適切な組み合わせによる発煙・発火の危険を挙げ、器具ごとのLED交換を推奨しています。配線を変更する場合は自分で作業せず、電気工事店へ依頼してください。長く使った器具ではソケットや安定器の劣化も確認が必要です。

まとめ|LEDの選び方は「4,650lm以上」で決めない

FHF32EX-D-Hの光量は32W点灯で3,310lm、45W高出力点灯で4,650lm(いずれもランプ1本)。LEDへ替えるなら、現在の点灯条件と本数を確認し、器具光束・配光・照らす場所・取付条件をまとめて比較しましょう。

具体的なLED製品が決まらないときは、今の照明器具の型番を販売店や電気工事店に伝え、同等の明るさになるLED照明器具を相談するのが確実です。安全性を確認できないLED管を、試しに差し込まないでください。

登録済みの製品基本情報
メーカー
東芝ライテック
正式型番
FHF32EX-D-H
形式
FHF
定格電力(W)
32.00
口金(本体への差し込み部分)
G13
長さ(mm)
1198
形数
32
光色
3波長形昼光色

参考:メーカー・業界団体の公式情報